トイレトレーニングで、おしっこはできるようになったけれど、うんちはできないと困っていませんか?
実は、トイレトレーニングで多くのママが悩む問題です。
おしっこは、1日に何回も練習するチャンスがあります。
失敗した場合も、次はこうしてみようかなと試行錯誤できますが、うんちは1日に1〜2回のチャンスです。
パンツに変えたことで、便秘になることもあるので、練習の機会がさらに減ってしまいます。
おしっこと違って、うんちはがまんできてしまうので、「うんちをしよう!」とお子さんが思わないと出ません。お子さんには、お子さんなりの、出したくない何らかの理由があります。
しかし、みんな通った道です。解決策はあります!
1番良いのは、なぜうんちをトイレでしないのか聞いてみることです。
原因がわかれば、対処できます。
でもね、本人もなぜできないのか、わからないケースがほとんど。
わかったとしても、それを言葉で表現するって、かなりのハードルがあります。
やっぱりママがお子さんの表情や、どんな時に失敗するのか観察して、原因を見つけるしかないかもしれません。
このページでは、うんちができない原因と、その対処方法。
その対処方法を試したけれどまだできない場合の、お子さんの「やる気」を引き出す方法。
うんちができない原因のひとつである『便秘』についても書いています。
あなたのお子さんの状況に合わせて、試してみてください。
うんちができない原因と対処方法:トイレがこわい
うんちができない原因で1番多いのがコレです。
おしっこはできているというお子さんでも、実はトイレをこわがっている場合があります。
おしっこはすぐに出るので、何とか恐怖に耐えられても、うんちが出るまですわっていられないお子さんがいます。
またお昼は、こわくないけれど、夜はこわいパターン。
トイレは大丈夫だけれど、トイレまでのろうかがこわいパターンもあります。
「トイレがこわい」感情は、小学生でも多く見られ、お留守番中にトイレがこわくて行けない小学生もいます。
試してみてください:トイレがこわいを解決するあれこれ
・電灯を明るくする
光が届かないスペースがなくなるように、スタンドを追加しても良いです。
・トイレをデコる
お子さんが好きなキャラクターやかわいいシールで飾り付けます。
かべのしみが、モンスターに見えてこわいパターンには特に有効です。
・うんちが出るまで、やさしく待ってあげる
待っているママは多いと思いますが、スマホを見ずにお子さんを見ててあげてください。
いっしょに「う〜ん、う〜ん」と、りきんであげるのがベスト。
お子さんは「ママが見ていないすきに、モンスターがあらわれる」と思っています。(ホント)
このような考えは、いわゆる「不思議ちゃん」だけでなく、ある一定数のお子さんが思っていますので、否定しないで付き合ってあげてくださいね。☺
・おまるに切り替える
リビングの隅など暗くない場所におまるをおいてみてください。
夜だけこわいお子さんにも効果的です。
また、最新式トイレの自動洗浄や、定期的なミストがこわいパターンもありますので、お子さんがトイレに慣れるまで自動洗浄を切ることができない場合は、おまるにした方が良いです。
おまるに慣れてしまうと、またトイレに慣らすステップが増えるので、おまるを嫌う傾向がありますが、うんちをがまんしてしまうと、どんどん便が固くなり出にくくなります。
うんちができない原因と対処方法:はずかしい
逆に、親に見られたくない、はずかしいが原因です。
精神的に成長しているお子さんに見られます。
または、一生懸命りきんでいる顔を笑われた経験があって、はずかしいと思ったのかもしれません。
小さな体で、顔を真っ赤にしてりきんでいる姿はかわいいので、つい笑ってしまいがちですが、お子さんが意外に傷ついているかもしれません。
試してみてください:見られるのがはずかしいを解決するあれこれ
・ママはドアの外で待っているね
はずかしがりやのシャイなお子さんは、りきむときの声や、ポトンという音もはずかしいと思うので、音楽を流してあげると良いですね。
うんちができない原因と対処方法:水がはねておしりがぬれる
固めのうんちが、ぽっちゃんと水の中に落ちた時、水しぶきがあがっておしりがぬれるのが嫌でうんちをしない場合があります。
冷たいから嫌というパターンと、汚いと思うパターンの2通りあります。
試してみてください:水はねを解決するあれこれ
・便器の水たまりにトイレットペーパーをそっとのせる
たったこれだけでうんちができるようになるなら、トイレットペーパーはもったいなくないですね。
うんちができない原因と対処方法:寒い・暑い
おしっこは短時間ですが、うんちはそれなりの時間がかかります。
寒いのにおしりを出したくない、暑い時にりきむとよけい暑くなる、おとなでも嫌ですね。
試してみてください:気温調整のあれこれ
・扇風機やヒーターで快適なトイレ環境
こどもだけでなく、おとなにとっても良いので、トイレの中に冷暖房機が入るなら、環境を整えてください。
・おまるに切り替える
お子さんにとって快適な気温の場所に、おまるを設置してみてください。
・便座カバーも季節に合ったものを
補助便座の場合、ちょうどのサイズがなくて、1年中カバーなしで使用しているお宅を見かけます。
夏はそうじがしやすく良いですが、冬は冷たくて座りたくありませんよね。
また、夏もモコモコした毛足が長いカバーですと、汗がベタつき不快で座りたがらないケースがあります。
うんちができない原因と対処方法:ふんばれない
便が固めの場合、うまくりきめないと、うんちが出てきません。
とくに腹筋がまだ強くないお子さんは、うまく便を腸から押し出すことができません。
しっくりくる姿勢を見つけられたら、トイレでうんちができるようになりますよ。
・足に力をいれられるように踏み台を置く
踏み台は、階段式のものと、おまるの中桶にふたをしてステップ台として使えるタイプがあります。
お子さんの身長に合うサイズを準備してください。
また牛乳パックに新聞紙を詰めたものを複数本用意して、ガムテープでまとめれば手作り踏み台を簡単に作成できます。
牛乳パックは頑丈なので、乗ってもつぶれませんし汚れたら捨てれば良いので、私もトイレトレーニングの時は作りました。
・おまるに切り替える
また、おまるかと言われそうですが、おまるに切り替えてうんちができるようになった例をたくさん知っています。
おまるも、しっかりにぎれるバーがある方が、うんちは出やすいです。
おまるシートやペットシーツをしけば、後処理が楽ですよ。
うんちができない原因と対処方法:便秘
トイレトレーニングをはじめると、便秘になる場合があります。
上記のような、何かしらうんちをしたくない原因があり我慢しているうちに、便が固くなり出にくいうえに、りきむと痛いので、出そうとしない負のスパイラルにおちいってしまいます。
・マッサージ
おなかを「の」の字を書くようにさすります。
腸への刺激だけでなく、スキンシップで、お子さんの気持ちが落ち着く効果もあります。
・水分を多くとる
トイレトレーニングをしていると、夜の水分を控えがちですが、それが便秘の原因かもしれません。意識して多めに飲ませましょう。
・ヨーグルトを食べる
生後 7〜8ヶ月が過ぎていれば、食べさせても大丈夫です。
2歳以上のお子さんには、こども用乳酸菌サプリもあります。
・オリゴ糖で腸内環境を整える
『おこさま用カイテキオリゴ』
赤ちゃんや小さなお子様にも自然なスッキリを『おこさま用カイテキオリゴ』離乳食になると、母乳かミルクから摂取していたオリゴ糖が不足することにより、便秘になります。
0歳から12歳のおこさま用に、複数種類のビフィズス菌を配合。
スルッと出るために、水分が含まれたやわらかいうんちになるような製法。
月齢に合わせて、白湯や麦茶に溶かして飲ませてください。
ほんのり甘い味なので、食べ物に混ぜてもOK
お子さんのトイトレ「やる気」を引き出す方法
上記の対処方法を試したけれどまだできない場合は、お子さん本人の気持ちの問題かもしれません。
遊びが優先で、うんちはもらしても良いと思っているかもしれません。
今までおむつにしてきて、別に問題がなかったのだから、変える必要はないと思っているかもしれません。
ここからは、お子さんのハートを刺激する、こどもの特性を利用する方法です。
こどもはマネをするのが大好き
ママとパパがトイレでうんちが出て「すっきり!」と喜びましょう。www
お子さんが男の子で、3歳以上なら、ママやパパのうんちを見せるのも効果的 笑笑
すっごいなあと尊敬!?されます。 爆
うんちの教育DVDや、絵本も効果的です。
こどもはほめられるのが大好き
うんち出なくても、うんちかもしれないと便座にすわっただけで大げさにほめてあげましょう。
お子さんが「おしっことはちがうぞ。うんちの時はめちゃくちゃほめてもらえるぞ」と気がつくくらい大げさにほめましょう。
こどもはごほうびが大好き
【トークンエコノミー法で行動変容】
トークンエコノミー法とは、「トークン=ご褒美」を活用して、こどもの望ましい行動を自発的に引き出す心理学の行動療法です。
ごほうびとしてのスタンプやシールを集めて、何枚たまったらお菓子やおもちゃに交換できるなど、ルールを決めて行います。
便座に座ったらシールを1枚、うんちが出たらキラキラの大きなシールなど、やる気がでるごほうびをあげてください。
こどもはおとな扱いされるのが大好き
おとなにあこがれるお子さんは、「おにいちゃん」「おねえちゃん」という言葉に弱いです。
「さっすが、もうおにいちゃんね。おにいちゃんパンツが良く似合うわね」とかっこいい普通のパンツをはかせると、うんちをもらしてはいけないと思うようです。
まとめ
親としては、こどもがうんちが出たか、出なかったか大きな関心ごとです。
しかし、「うんち出た?」は、聞かないでほしいのです。
その一言が、プレッシャーでうんちができなくなるお子さんもいるのです。
とてもデリケートなのです。
うんちはいつかは、必ずできるようになります。
あせらず、長い目で見守ってあげてください。
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